拝啓 26歳の重岡くん
重岡くんって本気で燃えてるんだなって感じるとき、世界でただひとりの重岡くんが世界でただひとりに思えなくなることがあります。ホラーじゃないです、とてもいい意味で。理想的ですし彼のハートへの希望的観測なのですが。
「燃えてる」。
恐らく、あの詞曲に打ち込んでいたときも。
内省的に始まって、そこから外へ外へと向けられた曲です。そんな「間違っちゃいない」という、あんなにも吐露から始まるような曲を書いていたときも、燃えてたんだと思う。
もちろんツアーでそれを披露するときもそうであるはずで、見たこともない「熱い」を爆発させてくれるんだと思ってた。思ってはいたけれど、思っていた以上だったんです。
魂狙って豪速球。ど真ん中へストライク。ホームラン通り越して宇宙。咲き誇って夢なんてもんじゃなかった。そりゃ夢も咲き誇るよ、花どころじゃないです。
ものすごい球が突き刺さってそのまま胸元へ沈んで溶けていくもんだから、わたし今までこんな思いしたことあったかなって。ここまで強くパッションを浴びせられたことあったかなって。
人の身体は容れ物だとかよく言うけれど、仮にそうだとしたら重岡くんの魂はその殻ぶち破って人のそばに、すぐそばにまで来てくれる気がしたんです。魂と目が合うような。
身体はひとつだけれど思いは遠くへ。どうやってやるんだろう、わたしもそうなりたいと憧れが止まらないんです。
「気持ち」に自信を持っている重岡くんがだいすきです。自信がありますって言葉にしてくれる重岡くんも。
発売数日後、WESTVの円盤、本編とドキュメンタリーを見ました。
すっげ泣いた。盛りグセじゃなく8時間はかけた。「胸がいっぱい」以外に何も言えなくなって、多幸感がこんなにも身体に重たいことってあるんだなって思った。無音のイヤホンで耳栓したまま、あの曲やあの曲を再生することも忘れたまま帰宅した程。
わたし自身が人にかけてあげられた言葉の中で、いちばんやさしかったことって何だろうって考えていました。考えたけれど。たぶんでもきっとでもなく。「間違っちゃいない」のワンフレーズだけでも、及ぶほど素敵なものはなかったんです。
重岡くんの優しさは「想像力」であって、その「想像力」は純度の高い優しさだと思うんですよ。
「優しい」にガッチリと決まった定義はなく、きっと10人いたら10人違うこと言うと思います。極論言えば人が「わたし(俺、僕)」にさえ甘く優しくしてくれるのならば、まぁまぁしっかり酸素は美味い。そう思う。
ただわたしは、優しさとは「想像力」なのだと思っています。
そんな十人十色な感性の中で、夢見がちなわたしが、重岡くんの優しさの話をします。怒んないデネ。
わたしは、重岡くんの「想像力」は内より外へ外へと向く力が強いんじゃないかと思っています。
わたし(自己紹介:頭が弱いです)の言う前者は、自他の境界線を故意に出たり入ったりすること。鏡の前で、誰に見せつけるでもない反復横跳び。自意識の可動域を彷徨いがち。幽体離脱みたいだったりする。シンプルに酔いしれること。自分どう見えてるかな、今ってかっこいいかな、ダサくないよな?って手鏡こしらえること。自撮りみたいな。
後者は、人の心を想像すること。他人の気持ちなんて一生わからないけれど、想像をすること。「この言動であの子はどんな気持ちになる?」って一回考えてみること。経験と軌道修正が必要だったりする。信頼と理解への粘りも。千差万別、千載一遇、使いまわせる答えなんて一生ない。ましてや、そのチャレンジがかえって相手を傷付けてしまったり、それに自分も傷ついたりする。前者を一度ある程度捨ててしまわないといけないと思う。捨てないまま後者に挑むと失敗してしまう。偽善的な自己愛度数が上がってしまう。そして成功すると、心底人の為に泣けたりする。
ここまで書いて思ったんですが、えっと…?どっちも切っても切れないものだとも思う……。(※これを書いている今、8月25日23:25。やっべお誕生日間に合わねぇ〜〜と焦っています)()
まぁ…。
人へ向けるから、向けられる。あんな風に笑って、心は泣き笑いして、さらけ出してくれた重岡くんを尊敬しています。わたしの自己保身からくる話をすると、もしそれが重岡くんのとる「スーパーアイドル重岡くん」の「ポーズ」だとしても、わたしは好きで好きで憧れて止まないんです。
こっちへ向けてくれた分、これまでのわたしの人生でいちばんやさしい詩曲をくれた分、わたしだって返したいもんね。そんな素敵な貴方様を、今度とも愛していてね。愛せない日はオタクが愛するからさ。すげぇいらないかもしれないけれど、大好きなんですから…。
「間違っちゃいない」を書いてそれを披露するあの重岡くんのお顔を見てしまうと。彼は自身の「好かれたい愛されたい」よりも先に「好くとか嫌いとか気にすんな!でもま〜好いてんで!大丈夫だよ俺もそんな気持ちあったもん、苦しいのわかるぜ、大正解じゃないときもきっとお前は間違ってはいないよ」を届けてくれようとしていたんだなって。
だって。
あのね。
泣いてたんです。笑いながら、ああやって裏で泣いていたんだもん。あんなに眩しく素敵に。狂おしく愛おしく、あの円陣の熱の中で。
「この瞬間めっちゃくちゃ好きっす!!イェーーーーーーーイ」の時点でね、泣きそうにわらってさ。
そういう重岡くんがだいすき。
「キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで
走ってきた」
「間違っちゃいない」には及ばないかもしれないけれど、とても重岡くんに似合う歌詞だなぁ。
27歳のお誕生日、おめでとうございます。